除草剤は植物以外にも有害

除草剤は雑草を枯らすための農薬ですが、不要な雑草だけを枯らす薬剤は原理的に不可能で、人間にとっては雑草でも生態系の維持に役立っていることもあります。ですから標的が雑草とはいえ、除草剤をむやみに乱用すると生態系の維持が破綻する可能性があります。また植物と動物は違う進化の道をたどってきましたが、元は同じ生命で、使っている生理化学物質も同じもの、類似のものがたくさんありますから、除草剤の毒性は、植物だけでなく、哺乳類や人間にも影響が及ぶ場合があります。

パラコートの毒性

除草剤の毒性記事一覧

ミトコンドリア機能障害による毒性が強い除草剤パラコートは,ヒトでパーキンソン病様の症状を起こした合成化学物質MPTPとよく似た化学構造をもち,動物実験でもパーキンソン病と同じ症状をおこすことが報告されています。MPTPは、合成麻薬に混入していた神経毒で、麻薬中毒者がMPTPの混じった麻薬を使用した後、パーキンソン症状を起こした事件がありました。疫学研究からも、パーキンソン病はパラコート、殺虫剤ロテ...

日常的にスーパーなどで、納豆や豆腐のパックに「遺伝子組み換えでない」の表示を目にすることがあります。遺伝子組換え作物としては、大豆、トウモロコシ、なたね、ワタなどが開発されてきました。これまでも人間は稲や果物など、人工交配による品種改良を行い、より美味しい品種や環境に強い作物を作ってきました。人工交配でも、植物の遺伝子組換えは起こるのですが、この場合は種を超えた遺伝子組換えは起こりません。遺伝子組...

2019年5月21日 デトックスプロジェクトジャパンの講演会の資料を公開します。講演会の動画はこちらで見られます。なお、今回はグリホサート、ラウンドアップの毒性についてのみ話しました。遺伝子組換え作物も問題ですが、時間の関係上、今回は割愛しています。なお、資料はブログなどで無断で他用しないでください。使用したい場合には、当サイトの管理者までご連絡ください。eni-admin*env-neurosc...

除草剤グルホシネートグルホシネートは、グリホサートよりも毒性が高く、2018年EUでは既に登録が抹消されました。EC https://ec.europa.eu/food/sites/food/files/plant/docs/sc_phyto_20180719_ppl_sum.pdf欧州食品安全機関EFSAは、2012年、グルホシネートの評価書を出し、哺乳類への毒性をを記載しています。EFSA h...