農薬残留基準が世界各国と比べて極めて緩い日本
日本から農産物を輸出する際、農薬残留基準が緩いため、もしくは未登録の農薬を使っているため、リジェクトされて輸出できない事例が多く報告されています。
そのため、農水省では輸出向けの農産物は、海外の各国の農薬残留基準を確認して、国内向けよりも厳しい残留基準で農産物を作るようHPで指導しています。
http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/zannou_kisei.html
驚くのはそのデータ!
茶、コメ、ブドウ、リンゴ、イチゴ、メロン、梨、温州ミカン、柑橘類、甘藷、長芋、柿、桃の13種が、海外の16ヵ国の農薬残留基準と比較した表が掲載されていますが、海外に比べて日本は明らかに農薬残留基準が緩いのです。表のピンクの部分は日本よりも残留基準が厳しい国ですが、全体がピンク色になっています。
ネオニコチノイドやグリホサート、有機リンなどの残留基準が日本で緩いことは知っていましたが、それ以外の農薬もほとんど世界レベルよりは緩い!
つまり、私たち日本人は、多種類の農薬に日常曝露していることになります。
一部をここに出しますが、元データを見て下さい。これを見て、日本の農薬残留基準を世界水準にしようと思わないのでしょうか。
輸出向けだけ農薬を低減し特別に栽培して、国産向けは農薬を多量に使い続けていって良いと思っているのでしょうか。
農薬は、殺生物剤で基本的に毒物なのです。できる限り農産物に残留する農薬は下げるべきです。
茶:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-105.pdf
コメ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-93.pdf
リンゴ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-91.pdf
ブドウ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-92.pdf
モモ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-95.pdf
ナシ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-102.pdf
かんきつ類:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-99.pdf
温州みかん:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-97.pdf
イチゴ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-103.pdf
柿:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-98.pdf
メロン:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-96.pdf
ナガイモ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-96.pdf
カンショ:http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/attach/pdf/zannou_kisei-94.pdf