環境脳神経科学情報センター開設のお知らせ&2019年9月7日の講演会情報

<ご挨拶>
長年、このサイトを開設しようと思いながら、大変時間がかかってしまいましたが、ようやく公開に至りました。
まだ準備中の項目も多々ありますが、順次内容を詰めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
なお、ご意見、間違いなどありましたら、お知らせください。また当サイトの記事や画像を用いたいときには、ご連絡頂きますようお願いします。
2018年12月

 

講演会のお知らせ
2019年9月7日 日本有機農業研究会・夏のシンポジウムでお話しさせて頂きます。お時間のある方、ご参加ください
http://www.joaa.net/moyoosi/mys-19-0907.htmlこちら
■日 時:2019年9月7日(土)10:30〜16:30
■会 場:国立オリンピック青少年総合センター センター棟501研修室
      東京都渋谷区代々木神園町3−1
      小田急線「参宮橋駅」下車 徒歩約7分
■参加費:1000円
■第一部:相次ぐ警告 10:30〜12:30
 グリホサートなど農薬をめぐる現況
農薬グリホサート(ラウンドアップなど)は発がん性をはじめとする有害性が明らかになり、使用禁 止にする国々が世界的に広がっています。米国では使用でガンを発症した人たちがバイエル・モンサ ント社を提訴し、次々と巨額の損害賠償判決が下されています。一方、これに逆行し残留基準を大幅 に緩めた日本。その背景を探り対抗措置を考えます。
  食政策センター「ビジョン21」代表/本会理事 安田節子さん

 

 国会議員の「デトックス・プロジェクト」に参加して
ミツバチが減少しています。農薬によって動植物の生態系に悪影響をもたらしているという啓発はずい ぶん前からありましたが、日本ではまだまだ農薬の規制の動きや、有機野菜という選択肢そのものが諸 外国と比較すると小さいのが実情です。家族の健康に留意し気を使うことから、そして、日本の未来を 考えた時見えてくる、持続可能な農業に必要な事についてお話しします。
  衆議院議員 堀越啓仁さん
■第二部:会員からの報告 13:00〜13:30
 自作の曲「奇跡の国ルワンダ」弾き語り、ほか
   群馬/滝の里農場/本会副理事長 大塚一吉さん
■第三部:農薬と人々の健康 13:30〜15:00
 発達障害急増の原因としての農薬など有害な化学物質
日本で自閉症など発達障害が急増しています。従来、発達障害の原因は遺伝要因が大きいとされてき ましたが、膨大な研究から環境要因が大きいことがわかってきました。環境要因は多様ですが、なか でも農薬など有害な化学物質の影響が疑われています。農薬は、“ 薬 ” ではなく殺生物剤で、基本的に 毒物です。OECD加盟国中、日本は農地単位面積当たりの農薬使用量 1、2 位の農薬使用大国。国内 の子どもの尿中には、高率に複数の農薬が検出されています。有機リン系、ネオニコチノイド系、ピ レスロイド系、除草剤グリホサートなど発達神経毒性のある農薬が、子どもの脳に悪影響を及ぼす科 学的証拠が蓄積しています。講演では最近の科学的知見の概要を紹介します。
   環境脳神経科学情報センター 医学博士 木村−黒田純子さん
■第四部:有機農業は農薬の必要なし 15:15〜16:15
 有機農業の技(わざ)を高める道具たち     茨城/魚住農園/本会理事長 魚住道郎さん
 有機農業、私の工夫、ほか
■おわりに:水俣大会(2020年1月)へ向けて 16:15〜16:30  間司さん(熊本/百草園)
 第48回日本有機農業研究会全国大会総会
 日時 2020年1月25日(土)〜26日(日)、27日(月)現地見学会 開催地 熊本県水俣市
 会場 [講演会など]水俣市文化会館(収容1000人)
    [分科会など]水俣市総合もやい直しセンター「もやい館」
■主 催:日本有機農業研究会
■申込み・問合せ:日本有機農業研究会 TEL 03-6265-0148 FAX 03-6265-0149
      メール info@joaa.net

2019年5月21日デトックスプロジェクトジャパン立ち上げ

2019年5月21日 
デトックスプロジェクトジャパン立ち上げで、”グリホサート、ラウンドアップなど農薬の人への毒性について”、講演しました。

 

グリホサート、グリホサートを有効成分とした農薬ラウンドアップは、ヒトには安全と謳われ、日本でも多量に使用されていますが、発がん性などの悪影響がが問題となっています。
国際がん研究機関(WHOの下部機構)は2015年、グリホサートに”おそらく発がん性がある”(2A)と発表し、大きな話題となりました。
2018から2019年にかけて、米国ではグリホサート、ラウンドアップ曝露によりがんを発症したとする訴訟で、患者が勝訴し、億単位の賠償金が農薬会社に命じられています。

 

さらにここ数年で、グリホサートの毒性について新しい研究報告がたくさん出ており、グリホサートが発がん性以外にも、ヒトに多様な悪影響を及ぼすことが明らかになってきています。
とくに脳で重要なNMDA型グルタミン酸受容体への撹乱作用や、DNAメチル化を介した次世代に健康障害を起こすエピジェネティックな影響も報告されてきています。曝露した個体に影響が出なくとも、次世代、次々世代になって健康障害を起こすことが動物実験で明らかとなっているのです。このような農薬を多量に使用していることは本当に問題だと思います。
早急に使用を禁止すべき農薬と考えられます。

 

詳しいことを知りたい方は、当日講演会で使用した資料を下記のサイトに公開しますので、御覧ください。
除草剤グリホサート、グルホシネートの毒性
なお、この資料をブログなどで使用したい場合は、当サイト管理者までご連絡ください。
eni-admin*env-neuroscience.sakura.ne.jp (*を@に置き換えてください)

 

また講演会の動画は下記のサイトで見られますので、こちらを御覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=G8fZTpotPpc

 

国会議員らの毛髪検査の結果は、28人中(5人は国会議員以外)中、グリホサートとグリホサート代謝物が検出された人は、19名で約7割に検出されました。今回毛髪検査を受けた人は、日常食べ物に気を付けている方ですから、高い検出率といえると思います。
詳しい検査結果は、デトックスプロジェクトジャパンで公開されますので、そちらで御覧ください。

 

当日発表され毛髪検査の結果報告は、講演会の動画の後半で見られます。


「地球を脅かす化学物質」海鳴社(2018)初版の訂正と追加

地球を脅かす化学物質 補足と訂正のお願い 
初版では化学物質過敏症について説明が不足しておりました。大変申し訳ございません。また細菌についての記載に間違いがありましたので、訂正をお願いします。2版では以下、追加、訂正しました。

 

● 化学物質過敏症についての補足 8章130ページ
化学物質過敏症(CS)は、農薬などの有害な化学物質を大量に曝露されたり、微量でも繰り返し曝露された後に発症する疾患で、2009年厚労省で疾患登録されました。発症すると、様々なごく微量の化学物質に反応して、心身に多様な症状が起こります。現代社会は人工化学物質に溢れているので、日常生活が困難となる場合も多くみられますが、確立した治療法がなく、患者は大変苦労しています。厚労省の2012年研究調査[153]では、成人で化学物質に高感受性を示す人は、4.4%(約450万人)、準・高感受性の人は7.7%(約800万人)と報告されており、未成年者も含めると患者数はさらに膨らみます。
発症に至る詳細はまだ分かっておらず、。症状を起こす化学物質が多様でごく微量であることから、心因性とする人がいますが、それが間違いであることは科学的に立証されています[110]。人体が有害な化学物質に閾値を超えて曝露すると、心身を守るために免疫系、脳神経系などのあらゆる防御反応が働くようになり、その後は微量な化学物質によっても防御反応が働き、多様な症状が起こると考えられます。
なかでも香料の曝露で起こる多様な症状については、化学刺激に反応する嗅覚受容体やTRP(Transient receptor potential)受容体が、嗅覚神経系以外の組織に存在して多彩な機能を担っていることから説明できます。TRP受容体は、化学物質、熱、機械刺激、浸透圧など様々な刺激に反応する受容体で、種類が多く多様な機能を担っている重要な受容体です。嗅覚受容体は、血管では血圧を調節し、腸では神経伝達物質セロトニンの放出に関わると報告されており、TRP受容体は脳、内臓、筋肉など多組織に存在して多様な機能を担っています。香料は嗅覚神経のこれらの受容体を介して精神症状を起こし、血中に入った香料は全身に送られて、各臓器の受容体群に結合して、血圧の変動、消化器系の異常、筋肉痛など多様な症状を起こす可能性が考えられます。これらの受容体の発現パターンは個々に異なるので、香料に無反応な人もいれば、多様な症状に苦しむ人がいることは科学的に説明が付くことです。
化学物質過敏症については、人工化学物質が人体にどんな影響を及ぼすか考えもせず、経済性、利便性を優先して生産し続けている現代社会への重大な警鐘と考えねばなりません。
文献
110.石川哲、宮田幹夫. 化学物質過敏症:ここまできた診断・治療・予防法:かもがわ出版;1999, 169pp.
153.内山巌雄、東賢一. 化学物質に高感受性を示す人の分布の経年変化の評価
厚生労働省:シックハウス症候群の発生予防・症状軽減のための室内環境の実態調査と改善対策に関する研究 平成23年度総括・分担研究報告書より

 

● 7章99ページの細菌について間違いがありましたので、以下訂正です。
元文:地球上の生物の中でも真正細菌(注)は一番多く、その数は1030 にもなり、重量換算すると生物全体の99・9%にもなると言われていますから、その数のすごさに驚きます。

 

訂正:地球上の生物の中でも真正細菌(注)は一番多く、その数は1030 にもなり、重量換算すると約70億人の人間総重量の1000倍にもなると言われていますから、そのすごさに驚きます。

 

● 7章116ページに追加 
注)アレルギー急増の大きな要因:「衛生仮説」から「旧友仮説」へ
近代社会では、衛生状態が良くなり寄生虫感染が激減したため、攻撃対象を失った免疫系が暴走して、アレルギーが急増したとする考え方が「衛生仮説」です。この説はアレルギー増加の原因として支持されてきましたが、一方で自己免疫疾患の急増については説明が付きませんでした。
最近の研究から、多様な種類の免疫細胞のうち、病原菌、ウイルス、寄生虫それぞれへの攻撃を誘導する3種類のヘルパーT細胞と、このヘルパーT細胞が暴走するのを抑える抑制性T細胞の存在がわかってきました。ヘルパーT細胞のうち、IgEという抗体の産生を誘導するタイプが暴走するとアレルギー反応が起こり、別の特定なヘルパーT細胞が暴走すると自己免疫疾患が起こると考えられてきています。これらの暴走を抑える抑制性T細胞は、腸内免疫系に多く存在し、さらに腸内細菌がこの抑制性T細胞を増やす役割を担っていることが分かってきています。抗生剤、抗菌剤の乱用などで腸内細菌のバランスが崩れ、抑制性T細胞が正常に働かなくなったことにより、アレルギー反応が起こるという考え方が「旧友仮説」です。腸内細菌は、古くから人間の友であるのかもしれません。

 

2019年2月21日ネオニコチノイド(農薬)&トリチウム(放射線)複合汚染問題のセミナー

2019年2月21日市民のための生活環境病緊急セミナー
セミナー、大勢の皆さんにお出で頂き、終了しました。
セミナーの関係者の方々にお礼申し上げます。
ネオニコチノイド(農薬) & トリチウム(放射性元素)複合汚染問題


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